2011年1月3日月曜日

「真の民主主義実現に向けた闘い」の中期見通しについて

イタリア側からのマッターホルン(2003年)
謹賀新年
今年も宜しくお願い致します。


昨年「日本の民主主義はまだ名目だけ」であり、戦後65年経っているのに未だに米国の支配から逃れていない所か、むしろ小泉・竹中政権になってから隷属の度合いが顕著になり、2005年以降ますます深まり、菅政権になってから属国化の政策が鮮明になってきてしまっている。

2009年に鳩山・小沢政権が多くの国民からの大きな期待によって出来たのだが米国・官僚・マスコミの支援を受けた菅政権に権力を纂奪された。以降マスコミは総力を挙げて小沢批判を繰り広げ、小沢さんを政治的に抹殺しようと懸命である。
しかしマスコミの影響力・権威は大幅に低下している。既に多くの見識の高い人達は激しい批判を展開している。その人達の影響もあり、自らの生活との関連を自分の頭で考えられるかなりの人達がマスコミの意見・報道が著しく偏向・捏造・操作に満ちている事に気付き始めている。マスコミ以外の情報入手先を手にしマスコミの影響から脱し始めた人が激増している段階だ。

2011年はいろいろな意味で岐路になる年だ。

<国際情勢>
①米国の一国覇権から、台頭する中国等の新興国を加えた多極化が明確化・具体化していく。
②欧米中心の官僚連合体がネットワークを強化して各国毎の統制強化が進んでいきそうである。
③米国の産軍複合体の暴走の有無・程度が大きな要素となるので、強い関心と情報確保が必要。

<日本>
①国益を無視し、自分達の権益維持の為に恥も外聞もなく小沢・支持勢力を攻撃し続けるしかない官僚・マスコミと小沢系・国民(除く特権階級)の闘いの年となる。検察・マスコミのごり押しは論理・道義上破綻しだしており、どんなに取り繕っても通用しなくなっていくだろう。菅政権・検察・マスミは総力を挙げて小泉郵政選挙の再来を狙っているが、賢くなった国民は前回のようには騙されないだろう。
②2011年度の緊縮予算で景気は大きく悪化する。それ以上に米国の取り繕っている財政破綻状況が顕在化する公算が本当に強まっているようだ。そうなると不況の規模が大きくなり政治無関心層にもいよいよ本当にお尻に火がつくが、その時彼らは眼を覚ますのかどうか?
③米国の強い意向に添った沖縄の普天間基地の現状凍結や辺野古新設を図る菅政権の札束誘導も中途半端で沖縄の怒りが止まらないのかどうか?

2012年以降への期待。

①米国の財政窮乏が顕在化してドル・石油基軸通貨体制に大きな亀裂が生ずる。大きな策謀による戦争が起こらぬよう一人一人が小さな声・視線で連携して監視し戦争阻止に努力するしかない。
②日本人もやっと国民が正しい世界情勢や国際常識、日米の財政状況を少しずつ本当に知る事になっていく。これからは官僚・マスコミ等の米国完全依存の人達ほど、精神的・経済的なダメージが大きくなっていくだろう。
③新自由主義により齎された大き過ぎる不正義・経済格差への批難が本格的に盛り上がってくる。
押さえつけようとする力との摩擦が更に強まっていくだろう。

とにかく急激な展開・激動が必須の時代に突入していると思われる。状況を見極め、コツコツ本当の民主主義に近付くよう私も微力ながら少しでも具体的に働いていきたい。

2 件のコメント:

  1. owljii様 明けましておめでとうございます。
    本ブログ「中期見通し」に同意いたします。最後に記載された「急激な展開・激動が必須の時代に突入している」こと間違いありません。その意味で今年を「変革の年」にし、本物の民主主義に一歩でも近づけるよう行動しましょう。
     さて、前回の「中国雑感」に対する私の意見を述べます。
    「旅順」「水師営」「203高地」と聞くと、僕らが子供の頃習った唱歌を思い出します。太平洋戦争が始まった直後で、小3くらいだったかな。日露戦争勝利の「水師営の会見」という歌でした。
        旅順開城約成りて 敵の将軍ステッセル
        乃木大将と会見の 処はいずこ水師営業
        庭に一本なつめの木 弾丸跡も著るく
        崩れ残れる民屋に 今ぞ相見る二将軍
        昨日の敵は今日の友 語る言葉も打ち解けて
        我は讃えつかの防備 彼は讃えつわが武勇
    (あとはうろ覚えですが、今でも即興で唄える歌ですから驚きです。当時の軍国教育の’凄さ’を感じませんか。)
    それにしても明治時代に作られた歌らしく、武士道精神が宿るところがちょっぴり気に入っています。

    英、仏、米、露(列強)の帝国主義的進出に遅れじと、奇跡的に勝利した日露戦争の余勢をかって、中国東北部に進出し「満州国」を作った当時のわが国の覇権主義の象徴である「南満州鉄道」買収や、その調査部が現在の「電通」に受け継がれているという指摘は「目から鱗」でした。
    昨年7月~8月にかけて日中関係の世論調査がいくつか出ていました。それは日中国民の互いへの好感度がややよくなっているというもので、中国の一般市民38.3%と学生45.2%が「非常によい」「比較的よい」と回答し、日本では、一般市民の27.3%と有識者の51.4%が「(上記2項目)」と回答し、それぞれ0.7%、2.2%上昇したといいます。
    一方で、中国人が抱く日本への誤解も「日本はこれまで一度も侵略戦争の謝罪を行っていない」「日本の教科書には中国侵略戦争に関する記述がない」「日本は軍国主義国家である」等々、南京大虐殺や従軍慰安婦問題に象徴される「野蛮で残虐的、好戦性の強い民族」との教育が大きく影響していると思われます。
    その裏返しとして、石原東京都知事が(不用意か意図的にか)
    使う「チャンコロ呼ばわり」に代表される中国人蔑視が依然根強く残っていること、近代史の教育がきちんと正しくなされていないことが、貴見の指摘する日本人の中国人嫌いに繋がっているものと思います。
    私もかつて中小商社に勤務し、台北、香港の現地法人をもっていましたから(非共産圏の)中国人と接する機会は少なくないのですが、彼らは決して「反日」ではなく、日本人の優秀性に嫉妬していて「今に見ていろ」の気概が強かったことは確かでした。
    大連も厦門も美しい街のようで、一度は行きたいです。かなり以前ですが上海に旅したとき「6ヵ月後にはこの辺も一変しているよ」とガイドにいわれ、俄かには信じられなかったのですが、社会主義中国ではそれができるのですね。それが公共(多数)の利益なら小異は蹴飛ばしてでも実現する、いいじゃないですか。
    大衆が豊かな生活を手に入れたとき、どうなるかですね。

    年が明けてここ数日、菅直人氏のビヘイビアの貧しさに辟易し闘志が湧いています。
    1月24日、植草一秀氏「日本の独立」記念講演会、26日「居酒屋田中塾」の参加OK貰いました。
    今年もよろしくご指導ください。      元牢名主

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  2. 長文になってしまったのに粘り強くお読み頂き、私のお伝えしたかった事を読み取って頂き有難うございました。去年は月2回→今年は簡潔にして月3回を目指し頑張りますので宜しくお願い致します。

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