2010年12月11日土曜日

日本の「自由や人権」は無くなってしまうのか?


昨年民主党政権が出来た時、激しい官僚・マスコミの抵抗・攻撃があり今に至るが、その間の推移を見るにつけ日本という国の現状・特性が今更ながら把握出来たが、懸念も拡がって来ている。

「日本は明治以来の官僚独裁国家」が続いている。
根本問題は「日本は明治以来の官僚独裁国家」であり続けていてその体制が「微塵も揺らいでいない」事にある。第2次世界大戦の敗戦で「民主主義国家」に生まれ変わったように見えたがたまたま戦後経済の復興期に、米国の覇権に乗って朝鮮・ベトナム戦争で利益を上げ、成長したので多くの国民は成果を享受出来たのだ。

「戦後の日本の歴史」を良く知ろう
この間に日本の官僚機構は元々命を助けて貰った岸元首相以来米国CIAの支配下で自主独立の気概を示す人達は徐々に隅に追いやられ、ひたすら米国覇権に追随する官僚や追随者の天下になっていったようだ。それと一体になって日本の言論の情報空間を取り仕切って来たのが読売新聞のナベツネ達であった。

「イラク戦争協力」の是非の再検証が必要である。
米国がイラク戦争を必要とした時、私もまだその本質を理解出来ず、多くの日本人同様小泉・竹中の構造改革に不況の克服を期待したものであった。その後「構造改革」の本質を多くの人が知る所となり、自公支持が激減して民主党政権の誕生に至ったのだ。ようやく誕生した鳩山・小沢政権を、米国・官僚が潰し菅・仙谷・前原政権が誕生したが「日本の首相選びは米国に実質決定権がある」事を日本国民に思い知らせるものであった。
今後日本人もイラク戦争開戦の契機となった9.11事件の検証や、イラク・アフガニスタンでの劣化ウラン弾使用の実態を良く知り、日本の戦争協力問題を再検証していく必要があると思う。

「日本混迷の根源は日本の官僚・記者クラブマスコミの存在」にある。
米国に100%協力した日本の官僚・記者クラブマスコミは自分達の特権維持に死に物狂いである。彼らの画策で今の所小沢潰しに成功したかに見えるが、これからが本当の闘いが始まるだろう。「自由や人権」を大切に考える人達の層が既に厚くなっている。国際的視野を身に付けた人達も増えている。戦前だったら「自由や人権」を大切にする人達を「治安維持法」でアカと決めつけ排除出来たのだろうが、今は既に多くの人が手にした「自由と人権」を奪う事には大きな幅広い抵抗があると思う。狭い料簡の人達には日本の統治はもはや無理なのである。

「覇権国米国の衰退」の実態を知ろう。
米国は知れば知るほど、金融・経済は崖っぷちの危機に立っていて、社会からは「自由や人権」も奪われている事がわかって来ている。昔はともかく、今の米国はとても中国共産党の一党支配や、人権弾圧を非難出来るような自由が溢れている国ではないのだ。マスコミはこの事を隠して、一切伝えない事に大きな問題があるのだ。

「検察・マスコミ・裁判所そして極め付きの不公正な検察審査会」の酷さも知ろう。
この1年余、検察・マスコミの冤罪作りが酷いばかりか裁判所もほぼ一体の共犯である事が理解出来た。そして陸山会事件ではどれだけ恣意的に法律を濫用しても小沢さんが潔白だったものだから起訴出来ないと見ると「検察審査会」なる実態も定かでない組織でインチキ議決をしたフリをして強制起訴をしてしまった。これがどれだけ「自由と人権」を踏みにじる行為かを理解し、反対しなければ日本が暗黒の社会に戻り多くの日本国民の「自由と人権」は奪われてしまうと覚悟した方がいい。

「日本の司法制度」の後進性と中国の人権問題
私もこの時代に日本人で生まれ多くの人達に育んで貰って来た。しかし現在「日本の司法制度」がいかに遅れていて酷いかを理解し、改善に向けた国民的運動をしていく必要がある。日本人は中国共産党の一党独裁を批判するが、両国の「国民の自由と人権」のレベルを比べてその一長一短を公平・冷静に判断する姿勢が必要だろう。間違っても古いイデオロギーを振りかざして狭い視野で戦争を煽る人達の跋扈跳梁を許してはならない。金融経済のシステムや両国社会に暮らす国民の人間性の本質には大差は無いと思う。勿論国民性の違いの大きさの理解は重要であり克服すべき課題も多いのだが。

終わりに
私も特に今年1年、多くのネットのブログ情報と単行本の情報にtwitterの身近な情報を加えて飛躍的に真実の情報を沢山得る事が可能になり、ようやく上記の認識が深まり確信のレベルに至った。
これらのブログ発信者や単行本著者、冤罪被害者、フリージャーナリスト等の講演会には極力足を運び、その真贋・深浅を自分の眼で確認して来た。

日本の新聞やTVの情報は、世界の常識からかけ離れた低過ぎるレベルである事を痛感している。米国と官僚の意見の代弁だけで、世界情勢の大きな変化が全く取り入れられていないのだ。特に米国金融経済社会の衰退、中国等の新興国の台頭を考慮しているか大きな疑問がある。
日本の忙しい人達が一人でも多く新聞・TV情報の一面性から脱皮し、正しいネットブログ情報と単行本等により世界の動向を把握して世界の変化を織り込んだ人間性の本質も視野に入れた正しい判断が出来るようになる事を願わずにはいられない。

私もこれらの事を、「具体的に簡明に」説明できるよう認識を深めていくようにしていこうと決意しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿