2010年9月26日日曜日

隷米屈辱国からの脱皮(その3)               民主党代表選挙結果に思う事

                     2010.9.24小沢一郎政経フォーラム懇談会にて

1.民主党代表選について
この1ヶ月間小沢さんに民主党代表、首相になって貰う為呟き続けたが、残念乍ら結果は菅政権が続く事になった。今回、一連の選挙の経緯をブログ・twitter・NET動画で見続けて来た。そのお陰でマスコミの必死の誘導に影響されない「小沢政権を心の底から待望する」分厚い層の存在とその実情をかなり正確に把握出来た。
又議員個々人の資質・レベルを知ることとなった。菅の代表選の演説(新宿・大阪・札幌等)を聞いて、あれ程の菅の無定見・無節操を見ながらも尚菅に投票する捏造のマスコミ世論迎合議員がこんなに多くいるのかと呆れ果てた。それにしても仙谷・枝野ら元左翼組の陰険さ、あらゆる汚い手段を使うやり方には心底から怒りを覚えた。大学生時代に革マル等がやった半年間のロックアウトや建物破壊を思い出したものだ。彼らは一旦政権奪取に成功したかに見えるが、全く大義のない、国民の為の政策も無いこの人達の政権が長く続く筈がない。そう遠くない将来に誰からも称賛されない惨めな人生が待ち受けているだろう。

今回の代表選の何よりの成果は小沢さんが肉声で全身で国民に向かって語り続けた事である。小沢さんが考えて来た事言い続けて来た事には全くブレが無く、日本の一般的な国民にとって何が利益かという事でありそれを守っていこうという事である。それが「国民の生活が第一」に凝縮されているのである。代表選前まで、この事を直接一般国民に語りかける機会が多くなかった点はやや悔やまれるが、今回演説を聞いた多くの判断力のある自分の力で頑張っている人達の心に正確に届き、支持の輪が確実に広がったと思う。

マスコミの昨年春以来の「米国の国益」を優先し、特権官僚との癒着や隷属関係の維持、自らの既得権益死守の執念は凄まじいものがあり、虚報・捏造も辞さない小沢攻撃に呆れ果てるしかない。「政治とカネ」の馬鹿の一つ覚えだけで紙面と報道を構成し続けるマスコミの劣化は日本で最大の害毒になり果てていると言って過言でない。
何故このような事態になって来たかについては、戦前は軍部の広報部門として、戦後は米国の占領政策の協力者として存在し、占領が終わってからも巧妙にずっと情報空間を独占して来た歴史がある。この情報独占体制を打破しようとする小沢さんが彼らの最大の敵なのである。

今回の民主党代表選挙では証拠はないが、党員・サポーター票のうち小沢票の廃棄等の不正があったのではないかと言う意見もあるが私はその可能性も強いのではないかと考えている。マスコミが分かる筈のない党員・サポーター票の動向を事前に発表し続けて、それと符合する結果が出た事に操作があったとのでは?という疑念を持つのが普通の感覚だろう。それで民主党の浮遊議員が菅支持に誘導されてしまった。

2.新政権について
①外交・防衛
前原外相はためらいも全くなく米国の世界戦略に100%追随する人物と言われているが、本当にその通りで包み隠す事すらしない。まず辺野古移設の徹底推進の為、又札束と脅しで強行突破を図るだろう。今回の尖閣諸島の漁船船長逮捕・拘留延長もわざと日中間に亀裂を作ろうとしているとしか思えない愚かな所業である。前原外相がいる限り、日本の国益が大きく損なわれていく。煽られやすい愚かな国民が少ない事を祈るのみである。防衛大臣は論評外。
②経済関連
無知の菅首相、野田財務相に仙谷官房長官が横から口を出し、素人でも分かる無謀な為替介入をしてしまった。一時的には効くが何時までも持つ筈がなく、いずれ売り崩されて円高は止まらない。三人ともマーケットについての基本的知識が欠落している。自見金融大臣に頑張って貰うしかない。
③司法関連
仙谷官房長官の独壇場。柳田法相は素人でお飾り。検察・仙谷の指示の下で小沢さん(石川議員達も含む)への検察審査会を使ったインチキ攻撃が続く。可視化もしないでマスコミの「政治とカネ」の馬鹿の一つ覚えのワンフレーズを悪用した小沢さん外しの流れが強まる。ブログ・twitter・NET動画連合が更に力を合わせてマスコミに致命的な反撃を加えるべき時も近いと思う。

本当に酷い政権になったものだ。タイトルの「隷米屈辱国脱皮」どころか「隷米屈辱の深化」「完成」に向けて動き出す。この政権の危険性を、「歴史的国難の到来」と捉え、 ここはじっくり力を蓄えつつ民族抵抗戦線を作って対抗していくしかない。

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